金井美恵子『愛の生活』より。
5時ごろ目が覚めても、一日がはじまらないよう、布団のなかでずっと寝たふりをしていることがある。
布団のなかで目を閉じて、寝ているときに頭のなかで行われているような、昨日はどこに行っただとか、ラジオであの人はこう言っていたけれど実際はどうなんだろうとか、とりとめのない考えが整理のつかないまま行ったり来たりする。夢をみているふりをしているのだろうか。私と身体とで。
一日がはじまることへの抵抗。昨日と今日のあわいにいつまでもいられたら、とときどき思う。それでも今日ははじまってしまう。 おわりのおわりとともに?
0 件のコメント:
コメントを投稿